母へ。

私が何らかの困難や問題に遭遇すると、私本人以上に心配するのをやめてください。
ただでさえ追い詰められているのに、最も身近な人から追い詰められるとさらに辛いです。
母には昔から、転んでも起き上がる方法よりも、転ばない方法を重点的に教えられた。
それは、異常なほどに。
目の前に、つまずいて転びそうな石ころがあったときに、過剰なほど前方注意を促す。
それこそ、一から十まで事細かに転ばない方法を二重三重に騒ぎ立て、あたかも転ぶことが許されないかの如く。
そして、転んだ場合のお約束は、あれほど注意を促したのに?なんで?あれほど口すっぱくく・・・となる。
もう慣れて母の扱い方はわかっていますが、同様に転んでも起き上がる方法も教えて欲しかったと思う。